中部アフリカに位置するコンゴという国。
一見ファッションとは無縁な地域に思えますが、世界一おしゃれな集団があると言われています。
他人に敬意を払い、エレガントであること
コンゴ共和国にはファッションを通じて平和を訴えている集団
彼らは SAPEUR(サプール) と呼ばれています。
コンゴ共和国の平均月収は日本円に換算して約2万5千円ほどで決して裕福な国とは言えません。しかしながらサプールは週末になると何十万円もするデザイナー、ラグジュアリーブランドの洋服を見に纏い街を徘徊します。
彼らのほとんどが特別な仕事をしているわけではなく、普段はサトウキビなどの農家、タクシードライバーなどとして働いており、何ヶ月 時に何年分もの給料をファッションに費やし、おしゃれを楽しんでいます。
貧困なのになぜ?
それは「平和」のためです。
コンゴはもともと内戦の絶えない国でした。そこで彼らは戦争とは正反対のファッションで平和を訴え始めたのでした。
「武器は持たない。軍靴を履く代わりに平和のステップを刻む」
「服が汚れるから争わない」
これが彼らの信条です。
彼らの活動はメディアやファションデザイナーにも注目され、コンゴ共和国国内で良い影響を与えています。
彼らが持つ可能性
彼らの中には自分自身で洋服を作り、サプールとして活動しているメンバーもいます。
今後、サプール出身のデザイナーやブランドが現れ、ファッション国として認知されるのもそう遠くないのかもしれません。
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