夏こそ着たい、ラルフローレンの“開襟”という選択
ラルフローレンの古着は定番中の定番。
しかしその中でも90年代に製造された「開襟シャツ(オープンカラーシャツ)」は、通好みの一着だろう。
襟元に抜け感があり、堅苦しくない。
夏場に求められる「涼しさ」と「抜け感」を両立してくれるのが、この開襟シャツの最大の魅力です。
柔らかく風を通す質感と、60年代を彷彿とさせるボックスシルエットが特徴的で、羽織るだけでサマになります。
素材・モデルでわかる“当たり品”
素材でわかる“当たり開襟”とは?
ラルフローレンの開襟シャツを選ぶうえで、見逃せないのが素材の違いです。
素材によって雰囲気も着心地も大きく変わります。
■ コットン100%
最もスタンダード。しっかりとした厚みがあり、通年で使いやすい万能型。洗いを重ねて味を出せるのも魅力。少し粗めな織りの個体が多く、90年代らしさを強く残します。
■ コットン×シルク
通気性としなやかさのバランスが絶妙。カジュアルさと上品さを両立した素材で、夏場に特に重宝される“通好み”の混紡です。シャリ感のある肌触りが特徴的。
シルクが入っているがガシガシ使えるのがこの生地の特徴
■ リネン100%
開襟シャツの中でも特に人気の高い素材。涼しくて軽い着心地で、自然なシワがこなれ感を演出。90年代のラルフでは特に評価されている素材です。見つけたら“買い”。
■ リネン×シルク
かなり希少な素材構成。光沢とドレープ感があり、ドレスシャツのような品格を持ちつつ、リネンの涼しさも兼ね備えています。価格も高めだが、状態の良いものはコレクターズピース。
メゾンブランド顔負けの生地。シルクの比率が多いがデイリーユースに使える(私物)
モデル別
大きな違いはないのでせすが、ラルフのシャツにはモデル名が存在します。
以前の記事で最もスタンダードや BLAKEや YARMOUTHを紹介しましたが開襟シャツにもモデル名が存在します。
今まで色々なものを所有した一部を紹介します。
CALDWELL
人名、地名などが由来と言われています。個数も多い定番モデル
CALDWEL(私物)
ADAMS
若干襟が大ぶりなモデル
ADAMS(私物)
CLAYTON
柄物など個性的なものが多め
CLAYTON(私物)
着てみてわかった、開襟の“自由さ”
開襟シャツは「どう着るか」の自由度が高いアイテムです。
- 白Tの上に羽織るだけで抜け感が出る
- ワイドパンツやスラックスとも相性が良い
- シャツ単体でも、ジャケットのインナーでも使える
私は173cmでややゆったりめのLサイズを着用していますが、ボックスシルエットのおかげで、ダボつかずクリーンにまとまります。
日本人にはS〜Lサイズがおすすめ
173cm size:L
まとめ|“被らないラルフ”を探すなら開襟が正解
昨今注目のラルフローレンの開襟シャツは、急激に数が減ってきています。
トラッドな文脈を持ちながらも、ストリートやモードにもすっと馴染む不思議な一着。
無地のものやブランド定番のポニーマークがつくもの。一部
モデルやちょっとしたディテールで楽しめる古着ならではの名作です。
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