ストーンアイランド(STONE ISLAND)は1982年にイタリアにて設立されたファッションブランド。設立当初より、ミリタリーウェアの特性や機能性などに着目しデザインを再定義した。ファッションとしての「ミリタリー」を昇華させたブランドだ。
当初のデザイナーはマッシモオスティ氏、時代は70年代中期イタリア軍の軍服のマーケットを訪れた際にミリタリーウェアが持つ機能性や合理性に感銘を受けブランド当初のデザインに反映させる。
ストーンアイランドは「機能性」「デザイン性」の両面を持ち合わせたブランドだ。
なかでも有名な素材やモデルをいくつか紹介すると
①RASO GOMMATO
ミリタリー素材であるコットンとサテンをミックスした素材で裏面にpvc加工が施され、独特な風合いが見られる
②ICE JACKET
温度によってカラーが変化する革新的なジャケット
③DAVID TC
ポリエステルとナイロンの混合素材、普段着として最適な素材でガーメントダイで独特な風合いが生まれる
などが挙げられます。
デザインに注目してみるとどの洋服も共通してワッペンデザインに目がいってしまいます。
次に本題のストーンアイランドの１番の特徴であるワッペンとそのデザインの意味について解説していきます。
②ワッペンの由来とは？
ストーンアイランドを象徴するこのワッペンのデザインは軍の勲章からインスピレーションを受けたのが由来です。
このワッペンのデザインには
”海への愛情と永続的な研究にまっすぐに突き進む”
という意味合いを示すコンパスで表現されています。
【ブランドを象徴するワッペン】
ブランドそのものを表すデザインとしてアイコニックであり、スタイリッシュなデザインです。
同じストーンアイランドを着ている人を見かけるとどこか仲間意識を覚えるような感覚にもさせられ、制服的（軍服）な魅力を兼ね備えているブランドです。
また、ドイツのブランドのアクロニウムと協業のよりモダンなウェアを展開している別ラインであるシャドウプロジェクト (SHADOW PROJECT)では真っ黒に染められたワッペンが使用されているのも特徴だ。
他にも単色のみのウェアとワッペンが特徴的なゴーストピース(GHOST PIECES)ではよりシンプルな印象を与えます。
数々の革新的な素材、技法を発明し世に出してきたストーンアイランド。
昨今ではNike,supremeなどのブランドとコラボを実現し、ストリートウェアとしての認知も広まっており、より世界中から支持されるブランドとなりました。
しかしながらデザインの根底には揺るがないブランドの信念のようなものを感じます。
「挑戦的でありながら、どこか変わらないブランド」
それがストーンアイランドの魅力なのかもしれません。
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