HELMUT LANG 本人期の名作ペイントデニムについて

Designer
装飾やデザインを必要最小限にとどめることで作品全体の完成度を追求する。
そんな「ミニマリズム」の価値観をファッションにいち早く取り入れたと言われているのが 「HELMUT LANG」です。
本日はヘルムートラングの中でも名作と称される本人期のペイントデニムについて紹介します。

さらっとブランド概要

デザイナーはブランド名でもあるHELMUT LANG【ヘルムートラング】
幼少期より独学で服作りを学びはじめます。
彼の作る洋服の評判は高く、76年に自身のブランドである「ヘルムートラング」を設立。
1980 年代以来、ヘルムート ラングは建築的、脱構築主義的な美学を衣服のデザインに取り入れ今日では当たり前のファッションとしての「ミニマリズム」を確立させます。
特にラングが生み出した「デニム」は「デザイナーズジーンズ」と呼ばれ、当時のストリートファッションをハイファッションに昇華し、以降のファッション業界に大きな影響をもたらしました。

本人期について

ラング自身がデザインをしていた2005年までのことを「本人期」と呼ばれています。
近年では当時もののアイテムがアーカイブ作品として注目がされており世界的に需要が高く年々アイテムの高騰が続いています。
大体デニム1本で3~4万円ほど。
私が集めてた時より体感1万ほど値上がりしています。
他の名作と呼ばれるジャケット類は10万円を超える値段で取引されています。
一時代を築いたほどのブランドですから今後も評価は落ちることはなさそうです。

名作デニムについて

本人期 ペイントデニム(私物①)
1998 年に登場したペイントデニムは、クラシックなデニムにペンキを飛ばしたようなデザインのデニムです。
よくラングのデニムは「シルエットが良い」と評価されることが多いですが、その先駆けとなった名作。
このデニムが生み出されたことにより、ファッション業界に「デザイナーズデニム」という言葉が生まれ、今日に至るまで様々なブランドに大きな影響を与えました。
発売から約 20 年が経ち、ラングの最も人気のあるデザインの 1 つです。
デニムのディテールはリーバイスの 1947 年501XX がもとになっており、金属リベットで補強された伝統的な 5 ポケット デザインが特徴です。
生地はデニムらしい厚手のものでペイント加工が施されており、デニム特有の「色落ち」もよく、方面のファンをも納得させるようなクオリティです。
なんといっても最大の魅力はシルエットでしょう
ラングでしか味わえない洗礼された細すぎず、太すぎずのシルエットはデニムでありながらそうでないかのような不思議な感覚を味わえます。
誰もが慣れ親しんだ定番のアイテムを印象的な目を引くアイテムに昇華しています。
作業着からのデニムの流れ(トレンド)の一時代を築いたアイテムでしょう。
作業着→不良の象徴→モッズ、ヒッピー、パンク→【デザイナーズ・デニム】
こちらはグレーのペイントが印刷されたもの。
デニムの色味と相まって異なる印象を与えます。
        本人期 ペイントデニム(私物②)                 本人期 ペイントデニム(私物③)
人気を表す写真
ピーター サヴィル監督によるニュー オーダーの 2001 年のアルバム「ゲット レディ」のカバー
99年 アレキサンダーマックイーンが着用している写真

まとめ

ヘルムートラングの本人気と名作デニムについて。
ファッションとしてのデニムの一つの時代を作り上げた名作です。
この頃のアイテムは製造年数が画像の通り記載されていることが多いのでぜひ見つけてみてください!
1999年 HELMUT LANG 本人期

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